Visionの歩み(2023年2月~4月合併号)

会社の前にある桜が鮮やかで癒される・・・

来月5月から6年目になる。早いものだ。
計画は練っては崩れ、練っては崩れを繰り返しているが、幸い
お客様と社員に恵まれ頑張れている。
昨年は精神的に疲れていた。今年は回復しているが年末にちょっとした
問題があってそれのリカバリーで大変だった。
それも何とか修復に向かう材料を揃えた。
社長が年中苦しんでる会社にろくなものはない。今年こそ楽に
なってやる・・・

[今回のトピックス]
(1)2023年のひな鳥
(2)新規顧客
(3)今後のIT業界

(1)2023年のひな鳥
   1月に1名入社し、4月に3名入社した。
   1名はベテランだが他三人はこの業界初参入だ。
   最早ひな鳥と言ってもいい。若手を見るといつも同じ歳の時の
   自分と比較する。やる気はいつも負けてるな。そのままずっと
   各年代での自分に勝ち尽くしてほしい。
   ひな鳥が羽ばたくのはいつになるだろう。楽しみだ。


(2)新規顧客
   組込み系の案件に参入した。秋頃に増員していく予定。
   この他、インフラ・ネットワーク系の部隊を組織化できるように
   その顧客/案件への営業を強化していく。


(3)今後のIT業界
   IT業界の人材不足の波は凄まじい。各社人材の確保に躍起になっている。
   GAFAMではアップルを除いた4社で5万人ほどの解雇を実施した。
   ここ数か月で5万人なので更に解雇者は増えるだろう。タイムラグがあるので
   日本企業へ強烈なインパクトは今の所無く、しばらくはどちらかというと
   開発要員の枯渇状態が続くと予想されている。

   私も社員には話をしているが2030年まではプログラマーの量産時代は続くと思われる。
   プログラミングのハードルが下がり学校等への導入が進んでいるのが大きな理由だろう。
   当社のみならずプログラマーと位置づけされる技術者は他者(他社)との差別化された
   付加価値を要求されることになる。もう「プログラミングが出来る」だけでは訴求力が
   無くなってきている。ChatGPTのようなツールでプログラムが生成される世の中に
   なってきているのだから。

   プログラマーの上位ポジションであるSEもその地位を脅かされる日がくるのは
   遠くないだろう。便利なものを得る代わりに仕事を奪われるという脅威にさらされる
   世の中になってきてる。とは言っても当面IT業界において、PJを進める上で
   人間系でしか対応できない部分がある。顧客との折衝・交渉、メンバーの管理/フォロー、
   不測の事態への対応などだ。
   100年後にはこのあたりでさえ自動化されるのかはわからないが少なくとも
   数十年は人間系でなければどうにもならないんじゃないかと思う。
   だって、要求する側のリクエストが曖昧だから。ここが理論的に不整合のない要求を
   タイミングのズレなく出来ること自体が不可能に近いと思ってるから。
   そして開発する側もなんとなく1ミリの隙も無いリクエストより少し緩んだ要求の方が
   やりやすいと思っている。(と私は思う)
   人間は曖昧だ。日本人は特に。だからPJにおいてはそういう所を察する能力もある程度
   必要だと思う。しっかり提示/指示しない方が悪いのは皆分かってる。だからと言って
   水掛け論をするよりそれも我々が教えてあげたら良いと私は思う。
   「こうやっていけばどうでしょう?」と。
   少なくとも当社のPM、SEはそうしていこう。


代表取締役 平山 智裕