Visionの歩み(2023年9月号)

やっと涼しくなった。外回りを強化しよう・・

 先週あたりにネット見ていたら企業における若手~中堅のアンケートみたいなものがあり、
その中で上司と良好な関係が築けているかとかそんな感じの特集があった。
ちょっと部分的にしか覚えていないんだけど。
その中で“上司の弱みを見せられるとグッと親近感がわく”というのがあった。
コミュニケーションが取りやすくなる、と。
うん、これそうだよね。私も営業しててお客さんが少し困った顔で相談とかされると
距離が近づいた気になる。
で、大抵の場合これって食事とかお酒の場が多いかと思う。
お酒の力って凄いね。いや、お酒だけがというわけでは無いだろうけど。
アンケートでも食事またはお酒の席で、というのが多かった。

そういう意味では当社社員は機会が多いはず。
飲み会をただの飲み会ではなく、プラスアルファの場に出来ると価値が上がってくるかな。
もちろん楽しんで、嫌なこと忘れて、というのも大事。
以前のコラムでも話したが、無駄なことは何もない、自分の考え方次第で無駄になるだけ。
出来る人はそれを価値の高いものに変えている。

 私の社員時代の上司は一口も飲めない下戸だったが、私がイライラしたり疲弊したときは
必ず声をかけてくれた。

「平山君、ちょっと飲みに行こうよ!」と。

あの言葉にどれだけ救われたか。飲めない人が飲みの誘いってどれだけ・・
俺は疲れてるように見えてるのか?疲れてるのか?・・と。
で、私の話を聞いた後、ボソッと悩みを話してくれる。
「この人の期待を裏切っちゃいけないな」と思ってた。私が道を外さずにいられた尊敬する
上司だった。なのでお酒飲めない人も大丈夫。そういう場を作ることさえしてあげれば。
全然飲めないガチの下戸のオジさんは少なくとも1人は救ってる。
お酒はあくまで口の滑りをよくする潤滑剤なんだろうな(笑)

『夢(Vision)を共有すること』
   社員は周知の事と思うが当社はいくつかの会社様と協業関係を取っている。
  これはもちろんビジネスの話だが単純に仕事/リソースのやり取りだけではない。
  当社のような小規模企業では社員同士の距離感(親近感)は強みではあるが、
  一方でリソースの不足により教育が不十分になりがちなケースがある。
  かといって無理に組み込むと双方で破綻したり<などリスクも多い。
  私は若手社員の教育に関して同じ思いを持った会社のキーマンと話をして、
  案件だけではなく、若手を育てる場を互いに共有して育てていこうという話を
  してきた。その結果、今ではいくつか前向きに手を組んでくれる会社が
  出てきており、今年は某社に当社の若手をお願いした。
  最近、先方の責任者と話をする機会があった。
  こんな会話だった。

  Ⅴ社:「ウチの若手を育ててくれて本当に有難うございます」
  某社:「いいえ、社員でもパートナーさんでもエンジニアが成長して
      立派になる過程に立ち会えることは楽しいです。
      ただそれだけですから。」

  その会社に預けて本当に良かったと思う。そして次の機会では当社が、
  当社の誰かがこういう思いで仕事をしてくれたらと切に思う。
  もちろん過去にやってきてはいるけど、更により良い成果を目指して、という意味で。

  今のうちに苦労してほしい、当社の若手社員!
  そして戻ってきたら今度はその会社さんの案件で恩返し出来るようにもっと成長しよう。
  それが教えてくれた方への何よりの恩返しになる。


代表取締役 平山 智裕